来週小さな旅行を控えているので、この連休はなるべくお金を使わずに過ごした。
家の近所から離れなかったので、街中の様子がどうだったのかもわからないが、今年のGWは天気もよかったし、みなとみらい~元町・中華街あたりはかなり賑やかだったのではないだろうか。
ひと昔まえと違い、土日ですらさほどでもない横浜の観光スポットも、連休のときだけは多くの人出で活気づく。
道路の混雑が予想される休日は、ちょっとしたドライブなら車よりも自転車が懸命だ。
横浜はなにしろ坂道が多いが、足腰を鍛えるトレーニングにもなると思えば、それはそれで楽しめる。
とくに寒くも熱くもないこの季節は自転車に乗るのにはとても気持ちがよい。
夕方頃家を出て、赤レンガ倉庫のあたりを、潮風にあたりながら、くぅるくぅると子供のように愛車で徘徊するのが好きだ。
そうすると家に帰ってくる頃にはいい感じにお腹も空いている。
なので決してそれをチェックしに出かけているわけではないのだが、その辺を通るたびに、つい目で探してしまうものがあるのだ。
ポニータクシー。
見かけたことはないであろうか。
何年か前からみなとみらい周辺をを拠点にしている。
この光景を見て、ほほえましいと思うか、かわいそうだと思うか・・・
人それぞれだとは思うが、私は子供の頃からこういった光景を見るとなにか悲しい気持ちになり、乗りたいと思ったことはなかった。こういった光景はむかしから観光地のあちらこちらで見かけるが、
それでも見慣れるということはなかったし、あたり前の光景と割り切れるものではなかった。
のどかな田舎道をポックリポックリ・・・というのであれば、もう少し印象も違うが、馬が車と一緒に車道を歩くということ自体がまったく自然なことではないし、何よりも危険を伴う。
実際ニューヨークでは車との接触事故で馬が犠牲になる事故がしばしば起きているという。
また、アスファルトの道は馬の脚に大きな負担がかかる。
この写真をおさめたのとは別の日に、私は車でみなとみらい付近を走っていた。
私が直進レーンで信号待ちをしていると、となり左折レーンの前方にこのポニーを乗せた軽トラックが止まっていた。
携帯をカバンから取り出しているうちに信号が変わり、トラックは赤レンガ倉庫のほうへ左折していったが、私はそれを目で追いながら、心の中でポニーの労をねぎらった。
つながれたトラックの荷台で、左右前後に体を振られ、一生懸命バランスをとっているポニーの姿が、私の目にはやはりどうしても幸せなようには映らなかった・・・。
この2枚の写真はイギリスに住む親戚の家のすぐ目の前を歩いて行く野生の馬たちである。