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2010/11/16

スペイン伝統行事 「火の牛」 A Spanish Tradition "Toro Jubilo" (bull on fire)

 
 
スペインのメディナセリで13日、「トロジュビロ」という名の祭りが開かれた。祭りの名はそのものズバリ「火の牛」だそうで、雄牛の角にタールを染込ませた2つのボール状のたいまつをくくりつけ、長時間苦痛で暴れ回る牛を見届ける伝統行事だそうだ。

この祭りは11月の2番目に当たる週末に毎年催されており、苦痛で死に絶えた牛の肉は、住民に分け与えられ、それを食べると子供を授かるなどの御利益があるとか。生きたままたいまつをくくりつけられる残酷さから、動物愛護団体などからは動物虐待との非難を浴びてもいる。


                          - 2010.11.16  産経ニュース -



Every year on Novemeber 13th in the three towns of Soria, Spain and unspeakable event happens. The Spanish festival is known as Toro Jubilo, translated means bull on fire. This is a sadistic and unforgivable event that need to STOP! The residents affix balls of flammable tar to the horns of these innocent terrified, restrained bulls. The balls of tar are then set on fire and then animals are released to run madly through the cities. These bulls are left to burn in agony for hours. The tar burns like a bonfire on their heads, scorching their face, eyes and bodies. The bulls are blinded and run into walls and anything else that they come across. The carcasses are later divided among the participants.







THIS HAS TO STOP!!
 
 
 
 
 
 
 


 
 

2010/11/03

栃木で豚舎全焼 子豚一万匹死ぬ 10,000 Pigletts Killed In Fire

  

栃木で豚舎全焼、子豚1万匹死ぬ 大田原市の農場




3日午前5時40分ごろ、栃木県大田原市南金丸のヒラノ大田原農場で「豚舎が燃えている」と男性従業員が119番した。

鉄骨の豚舎3棟(計約3900平方m)が全焼し、中にいた豚約1万1千匹のうち約1万700匹が死んだ。

けが人はいなかった。

大田原署によると、焼け死んだのはいずれも生後6週間未満の子豚。同農場は豚舎が27棟ある。

同署が詳しい出火原因を調べる。

                               - 共同ニュースより -

                                                                                                          



今年でも、牛舎の火事、鶏舎の火事、そして口蹄疫問題で多くの命が犠牲になりました。
どれも、すべて私たち人間の招いた悲劇にすぎません。

このような胸を痛めるニュースを聞くたび、もう二度と聞きたくない!、と思っても、たった数カ月のうちにこうした事件を聞かされなければならないことには、大きな憤りを覚えます。


家畜たちは、〝その日〝がきて、私たちの口に入るために殺されるときもひじょうに苦しみますが、こうした悲惨な死に追いやられた一万匹の子豚たちを思うと、やり場のない感情が込み上げ、体が震えてきます。


人は一人でも殺されれば同情されますが、なぜこれだけの数字でも、動物では違うのでしょうか。

生死をわけるギリギリの環境で生きることを強いられているわけでもなく、肉以外にも豊富なたんぱく源に恵まれた環境に生きる私たちが肉を食べることをやめることが出来ないのはなぜでしょう。

「おいしいから」
それだけの理由で、不必要に動物を傷つけ、苦しめ、その命を貪り喰い続けています。
私たちが食べれば食べるほど、それと比例して、いえそれ以上に!殺されるだけの「命」がまるでモノのように工場式につくられ続けるのです。

肉食大国となった現在の日本は、大半の肉をアメリカ、オーストラリアから輸入していますが、それらの国での畜産現場での動物の扱い方には、目と耳を覆いたくなるような現実があります。


ふだんは割り切って積極的に肉を食べる人も、こうした悲劇をニュースや何かで知ったならば、せめてその日くらいは、肉を口にすることなく、この子豚たちの死の苦しみを想像し、冥福を祈ってほしいという気持ちです。








  The Smiths - Meat Is Murder  ♪  Click ↑


Heifer whines could be human cries
Closer comes the screaming knife
This beautiful creature must die
This beautiful creature must die
A death for no reason
And death for no reason is MURDER

And the flesh you so fancifully fry
Is not succulent, tasty or kind
It's death for no reason
And death for no reason is MURDER

And the calf that you carve with a smile
It is MURDER
And the turkey you festively slice
It is MURDER
Do you know how animals die?
Kitchen aromas aren't very homely
It's not "comforting", cheery or kind
It's sizzling blood and the unholy stench
Of MURDER

It's not "natural", "normal" or kind
The flesh you so fancifully fry
The meat in your mouth
As you savour the flavour
Of MURDER

NO, NO, NO, IT'S MURDER
NO, NO, NO, IT'S MURDER
Oh ... and who cares about an animals life?

 
 
 
 
  
 
 


2010/10/11

WEB絵本 "け と かわ〟 To Whom Does That Fur Belong?

 
 
秋の到来です。
 
おしゃれが大好きな女性にとっては、あれもこれもショッピングしたくなってしまう季節ですね。


ただ、個人的には残念ながら・・・と言わざるをえませんが、今年もファーが流行るようです。

まだ真冬のファッションでなくとも、リアルファーをあつらったバッグやショートブーツなど、さっそく身につけている流行に敏感な人たちを見かけます。

でも、それらを身につけている人たちは知っているでしょうか。
考えてみたことがあるでしょうか。


バックや靴、洋服になってしまったそのフワフワした本物の毛皮はいったいどこからきたのでしょう。

どのようにして、私たちがファッションとして身につけるものに、かたちを変えたのでしょう。


私は知っています。

そこにはたいへんショッキングな事実があります。

残酷きわまりない恐ろしい真実があります。

だから、ぜひ皆さんにも知っていただきたいのです。


動物たちの毛皮は、私たち人間がオシャレをするためのものではありません。

それは、動物たちが寒さや虫から身を守るためのものです。

動物たちが生きていくための、大切な体の一部です。


動物たちのその大切な毛皮を、私たち人間が「ファッション」という名のもとに、命ごと勝手に奪い続けているのです。

そのような権利が私たちにあるはずがありません。


ぜひ知ってください。

ウサギも、キツネも、タヌキも・・・・。
(お財布・バッグなどに使われるクロコダイルも、ヘビもひどい目にあわされています)

動物たちは、罠にかけられ、繁殖させられ、汚い檻に押し込められ、電流を流され、頭を叩きつけられ、なおも実際は彼らの多くが死にきれないまま、生きたまま毛皮を剥がれています。

生きたまま・・・です。

想像すればわかります。
私たちが生きたまま、全身の皮を剥がされたとしたなら・・・

私たち人間がただオシャレをするために、動物たちをそのような惨い目に合わせることは、ぜったいに許されないことなのです。


かわいいものが好き。
フワフワしたものが好き。

は、女性のもつ自然な気持ちかもしれません。

ペットを撫でていると優しい気持ちになれます。
動物たちを包む個性豊かな毛皮は、見ているだけでも癒されることがあります。

でもその手触りや見た目を楽しむために、本物の毛皮を動物たちから剥ぎ取るなんて間違っています。


『フェイクファー』というものがあります。

人工の毛皮です。

それならば、動物たちを苦しめることなく、ファッションとしての毛皮を楽しむことが出来るのです。


商品を手にしたら、ぜひタグを確認してみてください。

それが生きていた動物たちから無理やり剥ぎ取ったものか、そうでないものかを。




WEB絵本 け と かわ  ↓ Click







 

2010/10/04

ミツバチ Honey Bee

 
 
今朝の新聞の投稿欄から


- ミツバチ駆除せずよかった -

温室で野菜を作っています。
水をかけようと思い中にはいると、ブンブンと小さな音がするのに気がつきました。
よく見ると、たくさんの小さなハチが、温室のガラスが巣になっているのかと思うほど、直径20センチくらいにびっしり固まっていました。

驚いてハチを駆除してくれる業者に相談しましたが、料金が高く、別の業者に電話してみました。
そこでは、料金のことは言わずに私の話を詳しく聞いてくれた後、

「スズメバチでなく小さいハチなら、たぶんニホンミツバチではないかと思います。
一時は絶滅の危機にあったようで、貴重な存在です。
何かに襲われて逃げてきたのかもしれないし、雨で寒いから少し休んでいるんじゃないかな。
そっとしておけばすぐいなくなると思う。
大変でしょうが、軒先を2,3日貸してあげて下さい。」   というのです。

私は胸がいっぱいになりました。
翌日の午後、いつのまにかハチたちは旅立っていました。

あわてて駆除しないで本当によかった。
さっそく業者の方に、ハチが移動していったこと、電話の言葉がうれしかったことを伝えました。










 
 
 
 
 
 
 

2010/09/30

WEB絵本 家族なのに kazoku nanoni...

 
 
 
↓ Click

 
 
 
 





9月20日から26日は動物愛護週間でした。


「動物」といっても、主に犬猫といったペットの飼い方の意識を高めることが目的ですが、まだまだ広く浸透していません。

こうした啓蒙運動に期間を設ける必要もないような気がしますが、いずれにしてもたった6日間は短いです・・・。



- 「カワイイ」だけじゃダメ 子犬、衝動買いやめて - 産経新聞 9月28日(火)



生き物への思いやりを育むことに、早すぎるということはないと思います。

家庭の中ではもちろん、保育園・幼稚園からでも、学校でも、社会の中でも、もっともっとそうした意識が高まるような環境を社会全体でつくっていけたら素晴らしいことだと思います。





 
 
 
 
 
 
 

2010/09/23

ウィーン 捨て犬の都!? VIENNE The City Of Abandoned Dogs !?

 
 
- 朝日新聞 世界発 2010 -  


「子供より犬をかわいがる街」といわれるウィーンで、捨て犬が急増している。ウィーン市が大型犬を飼う人に、しつけ徹底のため免許制度を導入したところ、煩わしい試験を受けるくらいなら、犬を手放した方がいいという「ダメ飼い主」が続出。動物保護施設は、哀れな犬たちでパンク寸前だ。
                              (ウィーン=玉川透)


ウィーン市が7月から、いわゆる「闘犬」と呼ばれる12犬種を指定し、飼い主に義務づけた免許制度が原因だ。
免許取得には、犬に関する知識を問う筆記と、しつけができているか街中でテストする実技の二つの試験に合格しなければならない。
散歩中に他の犬に吠えかかるのを防げなかったり、その犬に体罰を加えたら原点。
2回不合格なら、犬を手放さなければならない。
免許がない飼い主には最高1万4千ユーロ(約150万円)の罰金が科される。

(中略)


「犬の楽園」、今は昔

子供よりも犬をかわいがる・・・。
昔からこんな冗談があるほど、愛犬家が多い欧州諸国の中でもウィーンは犬を大切にする土地柄で知られる。
カフェやレストランのテーブルの下には、飼い主の食事が終わるのをじっと待つ犬の姿が見られる。
地下鉄やバスなど公共の乗り物も犬専用の料金で乗車。
子供たちが遊ぶ公園には、必ずと言っていいほど犬を放し飼いで遊ばせる「ドッグラン」がある。

(中略)


19世紀以降、産業革命で豊かさを手に入れた人々が貴族の暮らしをまね、犬を飼う文化が一気にひろまった。地方から都市に出てきた労働者が寂しさを紛らわすため、犬を飼い始めたという説もある。
その後、荷車を引かせることを禁じるなど犬の保護が進み、毎日2回の散歩や他の犬と遊ばせるなど、飼い方まで法律で規定された。
日本のように保健所で殺処分するなどもってのほかで、各地に捨て犬の保護施設も設置。
飼い主に責任を高める狙いから、1匹目に年約44ユーロ、2匹目から約65ユーロの犬税も課された。

そんな「お犬様」の街で、なぜ犬が捨てられるのか。
『ウィーンと犬』の著者マークス・ヒューブルさん(40)はこのように見る。
「犬を保護するシステムが発達していることが、皮肉にも、犬を捨てても罪悪感を感じない飼い主を増やした」

最近は、米欧の有名人らのファッションをまねて小型犬を飼う若い女性が増えている。
ウィーンで10年以上、犬の訓練に携わる日本人女性エッギー・クロメチェクさんは、「テニスラケットのような安易な感覚で犬を飼う人もいる。そんな犬は施設で、免許を取得した新しい飼い主に出会うのを待つ方が幸せかもしれない」と話す。





  
 

 
 
 
 

2010/09/07

ヴォーグ付録ポスター VOGUE HOMMES JAPAN - Supplement -

 
 
9月10日発売の『VOGUE HOMMES JAPAN 2010-2011 A/W号』の付録





生肉をまとったレディ・ガガのピンナップポスター
So this is part of a globaly renowned prestigious fashion magazine...





・・・残念なセンスです。
... utterly distasteful. Shame on you!
 
 
 
 
 
 
 



2010/09/02

生きとし生けるもの All living creatures

  
 
横浜も、この20年ほどでみなとみらい地区などの開発が進みましたが、いまも自然を残している場所が多くあります。

我が家もその20年間、ほとんど変わらない環境にあります。

ただ、虫が苦手な人はちょっと住みたくない所かもしれません。


例えば今日一日だけで、庭先で見かけた生き物たちだけでも・・・





(葉っぱに同化しちゃってる) バッタ




(もうすぐ命の灯がきえそうだった) セミ




(ちょっとアップは・・・) イモムシ




(ちいさ~な 地味ぃ~な) チョウ




(すぐここに逃げ込んじゃった) カナヘビ




みんなに嫌われているムカデやクモ、ゴキブリも、たま~にどこからかうちの中に入ってきてしまいます。

ときにはこうしてヤモリのベビーも・・・。







うちに殺虫剤はおいていません。

ムカデやゴキブリ、その姿はお世辞にもかわいいとはいえないし、ムカデなどはときに悪さをする可能性もありますが、殺生しないのが私のポリシーです。

大きめのピンセットと勇気があれば誰でも簡単につかめるはずですよ~ん。

動きのすばやいゴキブリですら、はじめから殺意がないと、意外と動きが遅まったりします。いきなりつかもうとせず、ティッシュを手にチョイッと掃うかんじにするとひっくり返ってしまうので、そこでキャッチすることができます。

以上、コツ。


幸いうちの前には木立があり、ここに放すことができます。






放すところがあるからよいけれど、もしなかったら・・・とか考えてみたりしたこともありますが、考えてみればこうした放せる環境が残っているからこそ、虫たちも入ってくるわけで。


で、何が言いたいのかというと・・・。

じつはそういう私が唯一、自らの意思をもって、この手で奪ってしまう「命」があるという告白なのです。




「蚊」




外では振り払うだけですが、家の中に侵入してきてしまった「蚊」だけは、目に入ったと同時にピシャッっとやってしまうのです。


生きとし生けるもの・・・・それには当然「蚊」も含まれているはずです。



ムカデ、ゴキブリにも情をかけ外に放すのに、なぜ「蚊」にはそうできないのか・・・。


結局私も、自分の中で命を線引きしていることになります。





・・・・さいなまれます。







 


 
 
 
 
 



2010/08/28

使役ゾウ Working Elephants

 
 
アジアで伐採した木を運ばせる「使役ゾウ」が減少していることを憂いている、という話。

ゾウが減少した原因自体を飛び越えて、クジラ・イルカ漁と一緒で、それは「文化」であるのでなくなってゆくのは残念だ・・・という物の見方でその記事は書かれていた。

そもそも人間の利益だけのための過剰な森林伐採によって、森を追われ密猟され、地球上のゾウは減少したというのに、それでもなお、かろうじて生き残っているゾウを捕まえて、まだこきつかおうというのだから、どこまで人間は無慈悲なのだろう。


捕獲と調教方法が書かれていた。

「ときには小象をつかまえてきてトレーニングする。まったく身動きとれない木枠に入れ、人間が絶えず触りまくり慣らす。慣れたところでおすわりから調教する。言うことをきかないときには、鉤棒で耳と鼻を刺す。ゾウは賢いので、痛いからすぐに覚える。」

痛いから覚える。それは賢いから・・・。

動物の苦しみは、いつもそんな軽々しく単純な一言で片付けられてしまう。







世界は広い

それぞれの国に、それぞれの価値観、それぞれのやり方がある。

人が生きていくだけでも精一杯な境遇では、
動物を人間同様に思いやる余裕はないであろう

しかしいつかは世界共通の常識として浸透してほしい

動物にも私たちと同様に痛みを感じる神経と
苦しみ・悲しみを感じる感情があるということ

そして、自由に生きる権利があるということが・・・
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 

2010/08/25

動物園 Zoo

 
 
この記事が掲載されているうっかり新聞を人に渡してしまったので、場所を記憶していないのだが、
日本のどこかの動物園で、ガラス越しにライオンをまじかに見れるのが人気を呼んでおり、入園者数が上昇しているらしい。
すぐそこにあるガラスの向こうで、ライオンがバンバンッとガラスを叩く様子に、観客が歓声を上げているということだ。

たいていは情操教育のために、と、親は動物園へ子供たちを連れて行くという。

「狭いところでかわいそうだね・・・」
「さびしそうだね・・・」
「なんだかイライラしているみたいだね・・・」

そんな風に感じ、それを素直に子供の前で口にする親は入園者の中にどれくらいいるのだろう・・と、素朴に思うのである。

実際に私は遠足で行った動物園で、アザラシが涙を流し、声をあげて泣いているのを見たことがあり、とても悲しい記憶として残っている。

 




横浜の動物園で撮った一枚

この頃映画「イントゥ ザ ワイルド」を観たばかりで
遠いアラスカから日本へ連れてこられた
この痩せこけて生気を失ったヘラジカが哀れでならなかった




LIVE ANIMAL(生き物)と書かれた木箱

とても胸が痛んだ

園内の片隅に積み上げられていた
ミネソタ動物園から来たらしい・・・

この箱に入れられ、飛行機に乗せられる

感情も意思も持つ命ある動物が、荷物と同じ扱いをされるのだ



Zoo Check! 動物園に行く前に [地球生物会議ALIVE]









 
 
 


2010/08/24

うれしいコメント A decentl comment

 
 
朝のテレビ番組「スッキリ!」で、犬の多頭飼育と、悪質ブリーダーについて取りあげていた。

こういった特集をテレビ番組で取りあげるたびに、期待をもって見てきたが、そのたびにがっかりされられるのが、番組内容そのものよりコメンテーターの言葉だ。
まったく問題の根本からづれてしまっていることがほとんどである。
逆効果にもなりかねない表現もあるくらいで、いっそコメント抜きで、ビデオだけ流してほしいくらいだ。

そんな中、唯一まとまなコメントをしていたのが、コラムニストの勝谷 誠彦さんだった。

結局こういった問題は政治が動かなければ変わらないのだが、なぜ動かないかというと一文の利益にもつながらないからだ、と。
でも、世の中にはこういった問題に関心がある人が大勢いるのだから、もっとこういった問題に真剣に取り組んでくれる政治家が現れたなら、その人を支持する国民はたくさんいるはずだ。

というようなコメントであった。


まったく共感する。

勝谷さんに「ありがとう」を言いたい気持ちになった。








 
 
 


2010/08/13

ペットショップで「命」を買わないで! Never buy a puppy / kitten at a pet store!

 
今朝の日経新聞で、またもや時代を逆行するような記事を見てしまった。


ここ数年、テレビでもだんだんその現状をとりあげる番組も出てきて、やっとこの日がきたか・・・と楽観しただけに、そんな希望をベシャッと潰されたような思いである。


大手スーパーのイオンが、今後3年で全国約110ヶ所のショッピングセンターと総合スーパーで、最大60ヶ所に直営の大規模なペット専門店を展開するそうだ。

子犬・子猫の「生体販売」のほか、病院、美容室、ホテルを備えるということだ。


消費不振でも、ペット市場は数少ない成長分野だという。

いまや、人口が減っていることに対し、ペットの数は増え続けており、同時にペットたちを襲う悲劇も増え続けている。



工場式畜産の問題と一緒で、こうしたペットビジネスに係る多くの企業、多くの販売者にとって、犬猫は収入を得る手段の「商品」でしかない。
動物たちが感情も感覚もまったく持っていないと、本気で思っているようだ。

もしほんとうに犬猫たちへの愛情があったならば、「生体販売」を許すことは絶対に出来ないはずである。


「生体販売」をしておらず、ペットの健康に配慮したものを扱っているお店こそ私たち消費者が支えていく価値がある。

一人の人がたった一つの商品でも買い続ける限り、どんな店でも存続しうる。


「生体販売」を理由に私たちが利用しなくなり、店が淘汰されることによって、犠牲になるペットの命もあるかもしれない。
それは張り裂けるほど胸が痛むことだ。
しかし、店が残り続ける限り、もっともっと多くの命が犠牲になることになる。


今回のイオンのように、表向きにどんなサービスを用意していようと、どんな笑顔で迎えてくれようと、「生体販売」をしているショップには絶対に足を踏み入れてはいけないのだ。


その裏の実態は、命を命と思わない残酷なシステムの闇市場なのである。






こちらは生体販売の裏側を詳しくレポートし、
反対を呼びかけているボランティアのサイトです






 
 
 





2010/07/05

屠殺所  中原中也  (原文)

 

屠殺所に、

死んでいく牛はモーと啼いた。

六月の野の土赫(あか)く、

地平に雲が浮ゐていた。



道は躓きさうにわるく、

私はその頃胃を病んでゐた。



屠殺所に、

死んでいく牛はモーと啼いた。

六月の野の土赫(あか)く、

地平に雲が浮ゐていた。


                    中原中也






牛の輸送トラック


 




 
 
 
 

2010/07/02

The Hub of Animal Trafficking: Iraq

 
密輸入の「ハブ」と化した動物園 -イラクー


ごみ捨て場さながらの汚い檻に入ったヒヒを、少年たちが寄ってたかって棒でつつくーイラクの動物園では日常的な出来事だ。

「動物は不潔な場所にすし詰め状態にされている」と言うのは、イラク北部クルド人自治区得るエルビルのグルカンド動物園を訪れた、環境保護団体ネイチャー・イラクのアンナ・バックマン。

「檻に動物の説明が貼ってあったとしても、間違った種名が書かれていることが多い」。動物園とは人々の教育と絶滅危惧種の繁殖のためにあるのだとしたら、ここはどちらの役割も果たしていない。

この動物園にいる動物の大半がアフリカやタイから密輸入され、国内のコレクターに売られている。

ネイチャー・イラクの調べでは、グルカンドは野生動物の違法取引のハブと化している。先日は、あるバイヤーが8万ドルの売値を付けられた赤ちゃんライオンの値引き交渉をしている現場が目撃された。

国内種であっても、野生動物やその肉が売買される地元の闇市場から入手したものだ。
「人権侵害が起きやすいイラクでは、動物の命も軽く扱われてします」と、ネーチャー・イラクのオマール・ファドヘルは言う。
「こんな環境で育った子供たちにとって、食料や楽しみのために動物を殺すことなんて何でもない」


                          -Newsweek- 6/16/2010











 
 
 
 

 

2010/06/29

6/30 動物関連番組のお知らせ (関西ローカル)

 
6月30日(水) MBSテレビ(関西ローカル) VOICE(ヴォイス) 18:15~

ヴォイス特集

学校飼育動物の現場。
学校は教師は、子ども達に小さな命のぬくもりを伝えられているのか!?  (仮タイトル)


こちらで学校飼育動物についての放送があります。
ニュース番組内での10分ほどの特集です。

本来、命の大切さを教えるために、飼われているはずの学校飼育動物ですが、予算もなく、飼育の専門家もいないというのが現状です。

3,4年ほど前に、大阪府の教育委員会が、各学校に実態調査を行ったところ多くの学校で、土、日の休日には餌や水を与えていない事が明らかになりました。

ずさんな飼育方法で、命の大切さや、動物を飼う事の責任を、子ども達が学べるはずはありません。

今回、取材班は、命の大切さを教えるという大義名分にまったくそぐわない現場を長期間にわたっ徹底した取材をしています。

ぜひご覧頂き、皆様の地域の学校飼育動物にも関心を持って頂きたいと思います。

また、番組あてに意見や感想なども送って下さい。

今回、ウサギが取材の中心ということで、ウサギがたくさん犠牲になっている化粧品の動物実験や毛皮ファッションについても、番組で取り上げて欲しいという要望など。

ちなみに、意見は、難しいものではなく、率直に感じたことを送って頂くだけで十分です。

これからもどんどん、動物問題が取り上げてもらえるようにご協力お願いします。


VOICE

http://www.mbs.jp/voice/

ご意見・ご感想はコチラに→ voice@mbs.jp


**** 転載歓迎 ****

THEペット法塾 http://petlaw.web.fc2.com/





 
 
 
 
 

2010/06/25

Roger The Pet Pig

 
さて、今日はかわいいRogerの紹介です。

オハイオ州のこの養護老人施設では、毎朝ごはんの時間になると、かわいい人気者がカフェテリアでお年寄りたちを迎えてくれます。

名前はロジャー。
この生後5ヵ月の子豚は、赤ちゃんのときに、飼っていた女性が事情で飼えなくなり、里親探しをしていました。

ちょうどお年寄りたちのマスコット的存在となるペットを探していた施設の管理者が、このコがすでにトイレトレーニングもすんでおり、体も小さく、お年寄りたちにアレルギーを起こすことがないということで、この子豚を施設に迎えることにしました。

現在ロジャーは毎日フルタイムでホームのお年寄りたちにご愛嬌をふりまいています。

眠るための自分専用のサークルも用意されていますが、サークルにいないときは、ホールも中庭も自由に歩き回ることができます。

ここはたいへん評判のよい施設で、入居者のお年寄りにとって、さまざまな快適な設備が整えられおり、敷地内には野鳥もいて、ロジャーはひとりでよく鳥たちに会いにいくそうです。

これまでロジャーに対して入居者から苦情が出たことは一度もありません。

ロジャーはみんなの注目の的なのです。

通りがかりの人までもが彼に会いにくるくらいですから。




Roger ☆






 
 
 
 

2010/06/18

畜産動物の悲しみ Ⅲ

 
工場式畜産がいかに残酷な非人道的方法であることかについては、6/15の投稿でご理解いただけたと思う。

私にとって、今日の投稿もとても書くのがつらい。
しかしどうしても伝えたいことなので、気持ちをふるい起している。

今回は PETAのものも含め、画像を多く載せた。

やはりこれらもまた真実であり、現実に今日も起こっている悲劇なのである。


(最後まで読んでいただければ感謝いたします。)


__________________________



牛・豚・鶏たちは、飼育過程でさまざまな肉体的苦痛を強いられることになる。



動物に電気ショックを与え動かす突き棒(Electric Shock Prod)
畜産場、ロデオ、サーカスなどで使われる

 

子牛子豚たちは麻酔なしで
睾丸や尾を切り取られ、焼き印を押される



ひよこたちは、互いを傷つけないよう



口ばしを機械で切り取られ



羽の手入れすらできなくり、皮膚病にもかかる



限られたスペースに、これでもかと押し込まれ、
羽はボロボロ、皮膚や骨はむき出しになり、
当然病気にもなれば圧死する鶏もいる。



用なしとみなされた雄のひよこたち
ときには生きたままポリ袋に詰め込まれる。





もうじゅうぶんだ!と思われるであろう。

しかし動物たちへの暴力はこれだけで終わらない・・・

こうした飼育作業の過程で行われる残酷な行為に加え、多くの畜産農場で、従業員による動物たちへの野蛮な虐待が横行している。


蹴飛ばす?



棒でなぐる??



・・・そんなものではすまない。


覚悟して聞いていただきたい。

これらは「実際に」「現実に」、動物たちに行われている蛮行である。


鶏を口ばしから引き裂く

目にたばこをおしつける

ブロックを頭や体に落とす

大音響で音楽をかけ、山積みにした生きた鶏の上で踊り狂う。

悪態をつきながら踏みつけ、蹴りあげ、半殺しに・・・


このようなことを羅列するのは私の悪趣味でもなんでもない。
こうして書いていても、いま自分の頭から血の気が引いていくの感じている。
それでも、ある「使命」のようなものが私に書かせているのだと思う。
しかし現実は、私がこれ以上ここではもう文字に表せないような光景もあるのだということも、ぜひ知っていていただきたいのである。


______________________



この中西部の養豚場では、潜入調査により、日常的に虐待が行われていたことが発覚した。

ここでは画像だが、現実に向きあう勇気をもてる方は、PETAのサイトへいって動画を見ていただきたい思う。

いかなる理由でも撲殺は協会によって禁止されているが、ここでは日常的に行われていた。

撲殺のほか、小さな子豚などは床に叩きつけるなどして殺していた。
当然即死できるわけがない・・・。


 

逃げまどうこの若い豚は体が小さすぎるという理由だけで、
二人がかりで踏みつけられこのあと無理やり命を絶たれた




病気や弱った豚は集められ、そのまま放置され餓死させられる
この写真の豚はこの時点でまだ息をしている

健康な豚を含め、ここでは一切獣医の診察を受けさせていなかった



別の養豚場のこの豚は、看護を受けていた従業員から
30秒以上にわたり、鼻腔にカラースプレーを吹きつけられた



まともに世話も掃除もなされず
排泄物にまみれた畜舎でへたりこむ子牛

家族ぐるみで牛たちに暴力をふるい続けていた酪農家も発覚した


_______________________



こうした犠牲になる動物たちは、自分たちの運命をどうすることも出来ずに、苦痛の連続の果てに殺されてゆく。

私たちが今すぐそこへ駆けつけて、動物を助け出すことはできない。

しかし、離れた所から一匹でもそうした悲劇から動物たちを救うことができる唯一の方法がある。


わたしたちには「肉を食べない」という選択肢があるのだ。




今すぐやめることが出来なければ、明日からでも。あさってからでも。

それが難しければ、まずは減らすことからなら始められないだろうか。

半分に。
三分の一に。




家畜として生まれ、虐待を受けても何の不満もなく、その日が来たら吊るし上げられ、喉にナイフを入れられもがき苦しみ、世界中のスーパーやレストランに並べられることを喜びとする動物がはたしているだろうか。

動物にはみな、自然に生まれる場所があり、暮らす場所があり、生きる権利があるはずだ。


これは自然が招いた悲劇ではない。
私たち人間が自分たちだけの利益のために、動物へ強いている悲劇なのである。


現在、日本の牛肉の輸入は60%近く、豚肉の輸入は70%以上もの量である。

自分一人が始めても、どうせ世界は変わらないから・・などと、どうか思わないでほしい。

ー 自分が変われば世界は変わるのだ -


肉食をやめるということは、時代に逆らうことではない。

むしろ豊かになり過ぎた国に暮らす飽食病にかかった私たちが、地球と生き物へ加えつづけてきた暴力の反省を、未来へと生かすという進んだ考えなのではないか。

一人一人が、今からでもそうした積み重ねを実行/継続/努力していけば、いつか必ずこのように苦しめられている動物たちの解放につながる世の中がくるはずなのである。

何も知らずに生まれてくる未来の子供たちのためにも、命への暴力ではなく、愛と思いやりを教える社会であってほしいと、心から願うのだ。





映画「シャーロットのおくりもの」のワンシーン





 
 
 
 
 

2010/06/15

工場式畜産 Factory Farming


古代ローマ、中世、現代に至るまで、人間だけがその知恵を駆使して、動物だけでなく同じ人間を残酷な方法で苦しめてきた歴史がある。

現在、畜産業界に導入されている、効率だけを追求したアメリカ式ともいえる工場式畜産。
牛、豚、鶏たちの命を、人間が利益を得るために搾取する単なる商品とみなした、残酷きわまりない拷問に等しい畜産方法だ。

動物福祉先進国のヨーロッパでは、すでに禁止されているものが多い。



いっさい緑すらないアメリカの巨大な牛農場
上空から見ると、この何倍もの大きさである



牛はクレーンでこの重い体を片足だけで吊りあげられる
それだけでも耐えがたい苦痛だ




乳牛も最後には食肉になるということをご存知だろうか



いま輸入肉はわたしたち日本人の食生活にも欠かせないものとなっていて、それらはすべて私たちの肉食の欲望を満たすためだけに、工場式畜産という残酷な方法で大量にコントロールされている命である。



横にもなれないこの木枠(クレート)の中で一生を過ごす豚
食肉用の子牛も同様であり、
その残酷性からEUでは使用が禁止されている



繁殖用の雌豚は妊娠中の約3か月もの間
ストールとよばれるこの枠に拘束され、
向きを変えることもできない



夜にも人口照明をあてられ、日に2度排卵を起こさせられる鶏
すし詰めのケージで2年もの間卵を産まされ続け、
力を使い果たしたとみなされると殺処分される



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The Farm Sanctuary's Virtual Experience  


このサイトでは畜産農場の現場をバーチャルで体験出来るようなっている。

残念ながら、こういった日本語のサイトはなかなか見つけることが出来ないので、どうか英語だからと面倒くさがらずに、翻訳ページを使ってでも、ぜひ覗いてみていただきたい内容のものだ。

なぜなら、今では輸入肉やこうした畜産方法は、私たち日本人の食生活に無関係ではないからである。


カメラを首からさげた女の子が畜産農場をレポートするという、アニメーションスタイルになっていて、画面の中に何カ所かづつクリックできるポイントがある。

ほとんどの動物の扱いについて説明されているので、ぜひ農場の隅から隅までを見学していただきたいと思う。

またれぞれの画面のはじめに出る、動物福祉への思いが込められた著名な人々の言葉も、ぜひひとつひとつ読んでいただきたいと思う。


前の投稿でも書いたが、肉食は人間の体にとって必要がないことが、現在はっきりとわかっているし、それどころか、心臓病・大腸ガン・乳ガン・子宮ガンなど、むかしの日本人にはなかった死因にもつながっているということも常識になっている。

じつは「キレる」「うつ」などの増加も、社会的背景のほかに現代の食生活が密接に関係している、ということがわかっている。
ホルモンのバランスが性格をつくるといっても過言ではない。

それでも「どうしても食べたい」という理由で肉を口にするのであれば、せめてバーチャルでも、その痛みと苦しみを伴って死んでいった動物たちの生涯をぜひ見届けてほしい、というのが私の願いだ。

そうすることではじめて「いただきます」という言葉がどれほどの重みを持つのかを真に理解出来るのではないだろうか。

いま私たちは「いただきます」を口にモノを頬張る前の決まり文句のように乱用してはいまいか・・。

実際、自らの手で野生の動物をしとめなければ、命をつなげない場所に暮らしている人々は、そういった命の重みをしっかりと受け止めているということが、その言葉や生活の中にうかがえる。

しかし私たち日本人が肉を食べるのは、そういった生きるか死ぬかの次元ではなく、これも繰り返しになるが、たんに「食の嗜好」としてなのである。

しかも、私たちがそれら動物を自らの手で育て、その成長を見守り、自らの手で殺めることはほとんどない。


「いただきます」と言っていただく命が、もともとはどのように生きていたもので、どのようにして食卓に並ぶのか・・・。

肉についても野菜や魚と同じように、ぜひそうした事実を知ってから、もういちどあらためて考え、食べるか食べないかの答えを出してほしいと願う気持ちでいる。